プレス機械を取り扱うための資格について、以下の5つをご紹介します。
それぞれの資格の取得方法も記載しています。
①動力プレス特別教育
動力プレスとシャーを扱うために必要な資格です。
取り扱いには「動力プレスの金型等の業務に係る特別教育」の受講が必須です。
なぜ特別教育の受講が必要なのか、詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
②プレス機械作業主任者
動力により駆動されるプレス機械を5台以上有する事業場で行うプレス機械作業において、労働災害を防止するために必要な資格です。
実務経験は必要ありません。
都道府県労働局長登録教習機関で2日間の講習を受講し、修了試験に合格することで取得できます1。
③プレス機械作業従事者に対する安全教育
プレス機械による労働災害防止を目的とする教育です。
プレス機械の種類や構造、安全装置と安全囲いなどの知識、作業前の点検方法や注意事項、関係法令などを学びます。
④プレス機械作業主任者技能講習
5台以上の動力プレスやシャーを扱う事業場で選任される「作業主任者」になるために必要な資格です。
作業の指揮をとるため、プレス機械の作業経験が5年以上必要です。
⑤その他の関連資格
プレス機械に特化した資格以外にも、安全管理や製造技術に関連する資格を取得することで、プレス機械の取り扱いに役立つ知識を深めることができます。
資格の取得方法は、各資格ごとに異なりますので、具体的な詳細は関連する教育機関や労働基準協会のウェブサイトをご確認いただくことをおすすめします。