社会人になってから、仕事の忙しさに追われて自分の時間を確保することや、自己研鑽に必要な時間を確保することをおろそかにしがちです。
そのような日々の中でも自己成長に繋げて満足度の高い1日にするにはどのようなスケジュールにすればいいか考えてみます。
前提として、会社の始業時間を8時、就業時間を17時として朝の始まりから考えてみます。
まず、毎日の習慣として取り入れたい項目を書き出していきます。
1日を通して必ず行いたいのが①運動、②瞑想、③読書です。この3つはフランクリン・R・コヴィー著「7つの習慣」の中で挙げられている項目です。
また、必須ではないが取り組みたい習慣として④日記、⑤ストレッチです。いずれの項目も自分に良い影響を与えることがわかっていながらも取り組めていない項目です。
次に朝と夜のどちらにこれらの習慣を取り入れるかという話ですが、
社会人になる前は就業後にやるのが時間が確保できて良いと考えていました。
しかしながら、いざ就業後にやろうと決めても、残業でなかなか時間が確保できなかったり、頭も体も疲れていて家に着いたら晩御飯と風呂に入って寝るというのがお決まりになっていました。
つまりは、就業後では習慣化するのが難しかったのです。
そこで私は、夜ではなく朝の時間にこれらの習慣を組み込むことにしました。
以下がそれぞれの習慣の内容と確保した時間になります。
- 「運動」:筋トレとランニング(30分)
- 「瞑想」:マインドフルネス瞑想(20分)
- 「読書」:自己啓発本またはその他の自分の興味ある分野の本を読む(45分)
- 「日記」:1日の中で感じたこと、感謝したいことを書く(10分)
- 「ストレッチ」:股関節や肩周りを中心に体をほぐす(10分)
ここまで書いてみると、あることに気づきます。そうです、全部やろうとすると時間が足りなくなるのです。全て通すと2時間ほどかかります。
これらの習慣に朝食や出社の支度を含めると約3時間を朝に確保する必要があります。そのためにはいつもより起きる時間を前倒しして1日の始まりを早めなければなりません。
出社の時間から逆算すると朝5時からに起きることになります。つまり、この習慣を身につけるということは夜型の生活から朝方の生活への強烈な転換をするということです。
【AM5:00】まず朝5時に起床します。いきなり頭のスイッチがはいることはできませんので、頭を使わなくてもできることに取り組みます。私の場合、まず洗面所に向かい歯磨きを始めます。口に歯ブラシを入れれば勝手に癖で歯磨きを始めるのでハードルが低く、特に睡眠中は口内に細菌が多くなるので、口内をリセットして気持ちのいい朝のスタートを切るという意味でも歯磨きは最適です。
【AM5:10】次にコップ一杯分の水を飲みます。睡眠中に汗をかいたりして朝は水分が不足気味になっています。サプリメントなどを飲んでいる場合は一緒に飲みます。
【AM5:15】ヨガマットなどに座り、瞑想を始めます。呼吸に意識を集中する、思考が浮かんでは呼吸に意識を戻すという流れを繰り返す。
【AM5:35】自分のミッションステートメントを復唱する。このミッションステートメントは「7つの習慣」で自ら作成したものである。言葉に出して毎日読むことでアファメーションとしての役割も発揮する。
【AM5:40】理想の1日を過ごしている自分を頭の中でイメージングする。過去ではなく未来のことを想像することでクリエイティブでワクワクする自分を思い描くことができ、実現に近づけることができる。
【AM5:50】運動しやすい服に着替え、ランニングに出かけます。約20分間、ジョギングより少し早いペースで走ります。
【AM6:10】ランニングから帰ってきたら、そのまま筋トレに入ります。少し重いと感じる程度のダンベルで約10分間のワークアウトをこなします。
【AM6:20】一通りの運動を終えたらシャワーを浴びます。少し熱いと感じるくらいの温度が交感神経もあがるのでおすすめです。
【AM6:30】朝食をとります。朝はあまり重い食事をとらず、ヨーグルトやフルーツなどの消化しやすいものを食べます。また、ベーコンやトーストなどよく噛んで食べるものを摂ると、咀嚼という動作を通して脳が覚醒していきます。